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こんにちは、だてめがね君です!今回の記事では私が2ヶ月で945点を取得した経験をお話しします!
英語学習者の登竜門として数年前から話題が絶えないTOEIC。
就職活動や昇進、進級の条件としてTOEICを設けている団体も多く、2025年も依然として一定の需要があります。
TOEICで高得点が取れる勉強法を求めてこのブログに辿り着いた方も多いのではないでしょうか。
ちなみに私は英語学習に関して以下のような経歴を持っています。
- TOEIC945点取得
- 外語大学で総代に選ばれる(おそらく主席卒業)
- 約1年間のカナダ留学
英語について語るには申し分ない経歴でしょう。
以下では、そんな英語に精通した私が実際にTOEIC945点を取得したときの勉強法をご紹介します。
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結構すごいでしょ?(笑)
今回の記事は英語中級者以上を対象としています。目安としては、TOEIC700点以上/共通テスト英語8割以上を取れる人です。それ未満の方はこちらの記事を参照してください。
2ヶ月でTOEIC730点→945点を達成した経緯
最終的にTOEIC945点を取得できた私ですが、最初から高得点が取れていたわけではありません。
まず、私が2ヶ月でTOEICの点数を200点以上上げた経緯をお話しします。
TOEIC初受験
私が初めてTOEICを受験したのは2020年11月のことで当時大学1年生でした。
進級のためにTOEIC650点以上を取得する必要があり、特に対策もせず受験。
予想以上に難しく、時間内に解き切ることもできずに終わってしまいます。
結果は730点と幸いにも目標の650点以上は取ることができましたが、なんだか微妙な思い出に。
ただ、その後数年はTOEICなど完全に忘れて学生生活を謳歌していました。
留学に向けて英語力を上げたかった
TOEIC初受験から1年後、大学2年次に今度は「在学中に留学に行きたい」と考えるようになりました。
ただ、学内の交換留学プログラムはレベルが高く、参加するには英語力がもっと必要とのこと。
これをきっかけに大学受験以来の英語学習熱が再燃しました。
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大学にTOEICで高得点を取ったらもらえる奨学金があり「どうせ英語を勉強するならTOEICを取ろう!」と2度目の受験を決めたのは内緒です(笑)
2ヶ月間の猛勉強
2022年3月からTOEICに向けて勉強を始め、2022年5月に受けたTOEICで945点を取得しました。
初受験では730点だったので、約2ヶ月間の勉強で200点以上上げたことになりますね。
ちなみに、私がこの2ヶ月の間やっていたことは主に以下の2点です。
- TOEICによく出る単語の暗記
- TOEIC公式問題集で問題演習
「え?これしかやってないの?」って思いませんか?
そうなんです。TOEIC945点を取るためにやったことって意外と少ないんですよね。
ただ、この2点だけでも突き詰めていくと字面以上に勉強量があるのも事実。
なので勉強方法についてはこれからより詳細にお伝えしますね!
今回の記事は英語中級者以上を対象としています。目安としては、TOEIC700点以上/共通テスト英語8割以上を取れる人です。それ未満の方はこちらの記事を参照してください。
まずは自分の英語力を把握しよう
「では早速私の勉強法を紹介します!」といきたいところなんですが、最初にやるべきことが別にあります…。(焦らしてすみません💦)
それはズバリ
「自分が今TOEICでどれくらい点数を取れるのか知ること」
です。
ここまで何度か注意書きしていますが、今回ご紹介する勉強法は英語中級者以上の方が対象です。
目安としてはTOEIC700点以上、高校生であれば大学共通テストの英語で8割以上といったところでしょうか。
それ以下だと英語の基本的な部分(文法や基礎単語)から学ぶ必要があるのですが、それを知らずにいては大幅な時間ロスになりかねません。
そうならないためにもまずは以下の方法で自分の英語力を確かめてみてください。
- 自分の英語力を知る。
- (高校生・大学生)共通テストや模試の英語で常に8割以上を取れる/取れた。
- Yesは ③ へ
- Noは ② へ
- (大学生以上)TOEICL&R受験かor公式問題集をといてみる。
- 700点以上→900点以上取れるポテンシャルあり。③ へ
- 700点未満600点以上→微妙なライン。③ を2、3ヶ月やってみて、効果がなかったら ② へ
- 600点未満は ② へ
- (高校生・大学生)共通テストや模試の英語で常に8割以上を取れる/取れた。
- より基本的な部分から勉強を始めましょう。それがいちばんの近道です。
- このブログのやり方を試してみる。
こちらのページでは英語初学者の方や大学入試に向けて英語を学びたい方に向けの英語学習法を取り上げています。
上のチャートで基本的な学習から始める必要があるとわかった方は参照してみてください!
単語学習について
さて、ここからようやくTOEIC945点をとった勉強法をお伝えします。
私が実際に行ったのは大きく以下の2点です。
- TOEICによく出る単語の暗記
- TOEIC公式問題集で問題演習
まず「①TOEICによく出る単語の暗記」ご説明します。
使用した英単語帳
私は英単語帳でTOEIC特有の単語を暗記しました。
その際に経験したのですが、昨今のTOEICブームでTOEIC対策用の英単語帳がたくさんあり選ぶのが非常に難しい。。。
まあ極論どの単語帳を選んでも極めさえすればそこまで大差は無いのですが(笑)
ただ、個人的にはTEX加藤さんによる「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス」、「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」のどちらかを選べば間違いないと思います。
参考までに2冊の特徴をまとめました。(2025年2月25日時点)
項目/名称 | 金のフレーズ | 金のセンテンス |
---|---|---|
単語数(見出し語) | 1000語 | 1500語 |
形式 | フレーズ暗記 | 例文暗記 |
似ている単語帳 | システム英単語 | Duo 3.0 |
値段 | 979円 | 979円 |
どんな人におすすめか | 短期間で成果を出したい人 | 900点以上を目指したい人 |
<金のフレーズ>
単語数は少なめですが十分網羅されています。
金フレだけでTOEIC900以上取った友人も。
暗記が苦手な方や短期集中タイプにおすすめ。
<金のセンテンス>
暗記が得意で900点以上目指す方におすすめ。
同じ値段ですが単語量が多いのでコスパも◎。

私は金のセンテンスを使って勉強しました!
効率的な暗記法
購入すべき単語帳の次は効率的な暗記方法についてです。
私の場合は次のステップで単語を暗記しました。
① 1日50ページ分の単語を暗記する
② 前日の50ページ分の単語を復習する
③ ②で覚えていなかった単語に印をつける
④ ③で印をつけた単語を再暗記する
⑤ 今までで印をつけてきた全ての単語を復習する(③で印をつけた単語を除く)
⑥ ⑤で覚えていた単語の印は消し、覚えていない単語は印をつけたままにする
⑦ ⑥で印が残った単語を再暗記する
⑧ 次の日に①に戻る
要は「毎日の50ページ分の暗記と並行して、前日以降に暗記した中で覚えられなかった単語のみを重点的に再暗記する」ということです。
時間があるときはこのループを1日で2、3回繰り返したこともありました。
中には1日50ページ分の単語を覚えるための時間が取れない人や暗記が苦手な人もいると思います。
そういう場合は1日の暗記量を25ページ分に減らすなどできるペースに調整してください。
なお、暗記する時間を捻出する時間のコツは隙間時間の有効活用です!
通勤/通学の時時間、寝る前の30分などをぜひ活用してみてください!

私は往復3時間の通学時間やアルバイトの休憩時間に単語を暗記していました。
単語暗記の注意点
今まで効率的な単語学習の仕方を説明してきました。
ここでさらにもう一歩進んで、効率だけでなく質も伴った暗記に昇華する方法もお教えします。
単語暗記の質を高めるために絶対に心がけてほしいこと。
それは、
「単語の発音も一緒に覚える」
です。
TOEICL&Rの試験は、英語のリスニング力(聞く力)とリーディング力(読解力)を測る試験です。
つまり、単語の意味を覚えるだけではリーディングはできてもリスニングはできません。
逆にいえば発音さえ覚えてしまえばある程度リスニング対策ができてしまうのです。
せっかく時間と労力をかけて単語の暗記をするので、発音も覚えてリーディングとリスニングどちらも対策してしまいましょう。
余力があれば取り組みたいこと
最後に、単語学習についてまだ余力があれば取り組んでいただきたい2点をお伝えします。
① 自動詞・他動詞の区別も覚える
1点目ですが、単語学習の中で動詞を暗記する際はそれが「他動詞なのか、自動詞なのか」もあわせて覚えましょう。
TOEICでは文法問題も出題されるのですが、他動詞・自動詞の区別がついていないと解けない問題も出てきます。
覚えてさえいればボーナス問題になるので、余力があればぜひ。
ただ、金のフレーズ・金のセンテンスのどちらも他動詞・自動詞の区別が表記されていません。
もしその区別も覚えたい場合は、1単語ごとに自力で調べる必要があります💦
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ぜひその表記もつけていただきたいですね。。。!
他動詞と自動詞の補足
<他動詞>
他動詞とは「何を(目的語)」が必要な動詞のこと。(例)eat:〜を食べる
(例文)
○ I eat lunch. (私はお昼ご飯を食べる)
× I eat. (私は食べる)
この場合は「lunch(お昼)」がeatの「何を(目的語)」にあたります。
2文目では「お昼を」を抜いてみましたが「私が食べる」って意味がわからないですよね(笑)
こういった「何を」が必要な動詞を他動詞といいます。
<自動詞>
自動詞とは「何を(目的語)」が不要な動詞のこと。(例)run:走る
(例文)○ I run. (私は走る)
この場合はrun(走る)の後に「何を」がなくても意味が通じますね。
こういった「何を」がなくても意味が成り立つ動詞を自動詞といいます。
② 解説欄にも目を通す
余力があれば取り組んでいただきたいことの2点目は、
金のフレーズ/金のセンテンスの「解説欄に目を通す」です。
これらの各ページには解説欄というのが設けられており、TOEIC頻出の文法事項や試験問題を解く上での豆知識が豊富に掲載されています。
これが試験中ものすごく役に立つので、余力があれば騙されたと思って目を通してみてください!
問題演習について
私がしたTOEIC対策は以下の2点です。
- TOEICによく出る単語の暗記
- TOEIC公式問題集で問題演習
次に「②TOEIC公式問題集で問題演習」について解説します。
試験形式や試験時間の把握
TOEIC公式問題集で問題演習をする目的は「実際の試験問題を解いて試験慣れすること」です。
公式問題集を解くことによって試験形式に慣れたり試験中の時間配分を計画したりできます。
しかし、中には
「そんなやり方じゃ純粋な英語力が測定できないのでは?」
と思われた方もいるのではないでしょうか。
実際「事前に試験内容知るのはずるいからしない」といっていた友人もいました。
しかし、それはむしろ逆です!
たとえばリスニング問題の音声が1回しか流れない英語試験があるとします。
もしあなたが2回目があると思って待っていたらどうでしょう。
2回目かと思って聞いた音声は実は次の問題で、慌てて回答してもときすでに遅し。。。
なんてことも起きるかもしれません。
実はこのエピソード、私が初めてTOEICを受験した時の失敗談です。
試験に慣れておかないと、むしろ本来取れるはずの問題を落としてしまいます。
純粋な英語力を測るためには事前に試験形式に精通していることがとても重要だとお分かりいただけたでしょうか。
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当時は「音声が1回しか流れないと知っていれば問題なく2問目以降も解けたのに」ととても後悔しました。
背景知識の補填
また公式問題集を解いておくと、TOEIC特有の背景知識を知ることができ問題が解きやすくなります。
TOEICの問題ではビジネスの場面が題材とされることが多いです。
社会人でTOEICを受けるという方はまだしも学生にとってビジネスは縁遠い世界。
ビジネスでよくある会話なんて想像もつかないでしょう。
TOEIC特有の背景知識を持っていることも試験に慣れることと同じくらい重要なのです。
なお、TOEICの問題に慣れてくると問題を解かなくてもなんとなく答えがわかってしまうこともあります(笑)
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むしろそれくらいやらないと900点以上は難しいってことなのでは。。。!
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ここまで私がTOEICで945点をとったときの勉強法をご紹介しました。
最後に、以上の勉強法だけでは物足りない方に向けて
「日本語字幕付きで英語圏の映画・ドラマを見る」
ことをおすすめします。
これは英語学習者あるあるなのですが、
ある程度英単語の意味と発音を覚えた後に海外ドラマや映画を見ていると、急に英語が理解できることが。
そしてこれが英語に耳を鳴らす上でとっても役に立ちます!
単語帳で覚えた英単語が一瞬で頭に定着する&いつの間にかリスニングになれるので、余力があれば息抜きがてらやってみてください。
まとめ
私がTOEIC730点から945点をとった経験をもとに、2ヶ月でTOEIC200点上げる勉強法をご紹介しました。
お楽しみいただけたでしょうか。
今回お伝えした方法は主に中級以上の英語学習者に効果的な方法です。
それ未満の方にも効果が全くないわけではありませんが、それよりはより基本的な部分を学ばれることをおすすめします。
こちらで英語初学者/大学入試を控えている方におすすめの勉強法を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
今後も私のブログを見にきてくださると幸いです。
またブログ以外のSNSもございますので、そちらもぜひフォーローしていただけると幸いです。
<お仕事の依頼はこちらまで>
Gmail:dateglasses17@gmail.com
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